「僕は完璧でなければならない。そうでなければ認められない」
親の高すぎる期待を一身に受け、完璧に遂行しようとして自らを追い込むアダルトチルドレンがいます。
そこで、この記事では以下3つを解説します。
・完璧主義なアダルトチルドレン:ヒーローの特徴
・ヒーローの仕事面と恋愛面の傾向
・ヒーローが幸せになるには
あなたがこの記事を読むと、自身がどのアダルトチルドレンのタイプかハッキリすることができます。
また、この先数十年後も、そのタイプであり続ける危険性についても理解することができます。
完璧主義なアダルトチルドレン:ヒーローの特徴
ヒーロー(Hero)はご存じの通り、「英雄」と訳されます。
両親が不仲で家族が分裂しそうなところを、ヒーロータイプのアダルトチルドレンが仲を取り持って、維持しようと努力します。
たとえば、以下のような状況をイメージすると分かりやすいです。
・家庭よりも仕事を優先する父と寂しい思いをしている母が毎晩遅くに喧嘩しているのを隠れてみていた子どもが、両親に喜んでもらうために優等生を志す。
このように、誰かに認められたくて、高い向上心を持って生きるのがヒーロータイプです。
しかし、基準が周囲からの評価によるものなので、常に向上していなければならず、失敗が許せない状態を自ら作り上げてしまいます。
ヒーロータイプの行動傾向
誰かの期待に応えることで存在証明をするヒーローは、学校や家庭で以下の行動を起こします。(※すべて当てはまるわけではない)
・負けず嫌い
・完璧主義
・プライドが高い
・妥協できない
・権力に弱い
・学歴至上主義
・失敗を恐れる
・弱みを見せるのが苦手
学校であれば、生徒会長や学級委員長、高学歴がイメージに当てはまりやすいです。
仕事や恋愛におけるヒーローの傾向
仕事面
ヒーロータイプは、仕事ができる人が多い傾向にあります。
プライドが高いので、責任感のある仕事も最後までやり遂げます。
過程よりも結果至上主義で尚且つ、人からの賞賛がやりがいに直結します。
しかし、その一方で、失敗に対する恐怖心が強いです。
そのため、ほんの少しのミスで挫折を感じ、立ち直れなくなったり、弱っている自分を誰かに見せることができず、自ら苦しい状況に追い込んでしまいます。
恋愛面
ヒーロータイプはステータス重視の恋愛をします。
一緒にいて、自分の権威が高まりそうな人を連れて歩きたいと考えます。
そのため、相手には高学歴や大企業勤務、また外見の良さや裕福な家庭などを求めるケースがあります。
また、ヒーロータイプは人から褒められることが好きなので、褒め上手な人と一緒にいたがります。
しかし、悪く言えば、ヒーロータイプはモラハラ気質なので、自尊感情が満たされないと、相手を激しく攻撃することもあります。
まとめ:ヒーロータイプが幸せになるには
上記のように、ヒーロータイプはとても優れた人で、一見非の打ち所がないように感じますが、内側をのぞいてみると、完璧主義ゆえに失敗・挫折に対する恐れがかなり大きいです。
終身雇用がなくなった現代日本の働き方では、やや苦労するタイプだと言えます。
しかし、このままではまずいと危機感を持っていれば、時代に取り残されない選択もできます。
当ブログでは、アダルトチルドレンでも幸せになれる知恵を発信しています。
私自身がアダルトチルドレンでの様々な経験を文章化しています。
独自の見解だけでなく、著名な書籍を参考に執筆しているので、多くの人に再現性はあると思います。
また、アダルトチルドレンの経験を否定することなく、むしろ強みとして活かすことを目的としています。
今後も引き続き、よろしくお願いします。