面倒事には巻き込まれたくない。だから極力、目立たないように過ごそう
他のタイプがなにかしら役割を演じる傾向があるのに対し、自身の存在そのものを消そうとするアダルトチルドレンがいます。
そこで、この記事では以下3つを解説します。
・透明人間なアダルトチルドレン:ロストワンの特徴
・ロストワンの仕事面と恋愛面の傾向
・ロストワンが幸せになるには
あなたがこの記事を読むと、自身がどのアダルトチルドレンのタイプかハッキリすることができます。
また、この先数十年後も、そのタイプであり続ける危険性についても理解することができます。
透明人間なアダルトチルドレン:ロストワンの特徴
ロストワン(lost one)を訳すと、「迷子」もしくは「居なくなった子」を意味します。
家族から手のかからない子どもと称され、あまり面倒を見られずに育ったのがロストワンタイプのアダルトチルドレン。そのため、親からの十分な愛情は受け取らず過ごしています。
たとえば、以下のような状況をイメージすると分かりやすいです。
・親から一方的に決めつけるような発言をされ、反論しようにも親が聞く耳持たず。
それを繰り返し続けた結果、自分の要望や意見を主張しても意味がないと諦める。
・家族間で衝突や争いが生じると、自身に火の粉が降りかからないように、陰を薄くしてやり過ごそうとする。
このように、本当は自分の主張はあるけども、それを外に出してしまったら家族の平和もしくは自身の心が壊れてしまうのではないかと、必要以上に恐れてしまうのが、ロストワンです。
しかし、これを言ったら自分の心が壊れてしまう、と思っている時点で、実はすでに限界な証拠だったりします。
ロストワンの行動傾向
自分の存在そのものを消そうとするロストワンは、学校や家庭で以下の行動を起こします。(※すべて当てはまるわけではない)
・喜怒哀楽が少ない
・大人っぽい
・落ち着いている
・存在感が薄い
・表情が乏しい
・秘密主義
・言葉数が少ない
・ノリが悪い
・協調性がない
・群れない
・損得勘定で動く
・テンションが低い
・面倒くさがり
・情熱を持てない
仕事や恋愛におけるロストワンの傾向
仕事面
ロストワンは、やりがいよりも条件を重視して仕事を選ぶ傾向があります。
情熱があまりないため、熱心に仕事と向き合うことができません。
そのため、仕事は「給料の良さ」や「家からの距離」「残業の少なさ」で選びがちです。
また仕事は、必要最低限できてればいいと考えており、社内の人々との交流は控えめになります。
というよりも実際は、感情表現とコミュニケーションが苦手なため、どう関わればいいのかが戸惑っているのが現状です。
そして、周囲の人々もロストワンタイプの人が分かりづらい人と感じ、結果ギクシャクとした関係になります。
恋愛面
ロストワンは、クールな恋愛をする傾向があります。
感情の波に必要以上に振り回されないので、相手とは一線を引いた付き合い方をします。
そのため、昼ドラのようなドロドロした恋愛や盲目的に愛するカップルの気持ちが理解できません。
ロストワンは、サバサバとしていて、一見揉め事がなく良好な関係性を築いているように見えますが、頭の中は実は疑問一色です。
自信がないので、なぜ相手が自分を好いているのか、そもそも本当に好いているのか?と考えています。そして、自分自身の感情さえ疎いので、相手にどんな感情を抱いているのかも分かっていなかったりします。
まとめ:ロストワンが幸せになるには
上記のように、ロストワンは思慮深い人ではありますが、感情を抑圧しすぎるため、自分の幸せを自ら手放してしまいます。
私自身もロストワンタイプだったので、感情と向き合うことを恐れるのは痛いほど、よくわかります。
しかし、感情を知れば、これまで心を動かすことがなかった灰色景色が、美しい情景に生まれ変わります。
あなたにもそれを知ってほしいです。
当ブログでは、アダルトチルドレンでも幸せになれる知恵を発信しています。
私自身がアダルトチルドレンでの様々な経験を文章化しています。
独自の見解だけでなく、著名な書籍を参考に執筆しているので、多くの人に再現性はあると思います。
また、アダルトチルドレンの経験を否定するのではなく、むしろ強みとして活かすことを目的としています。
今後も引き続き、よろしくお願いします。