スケープゴートのマイナスな特徴を「強み」にする【アイデア思考法】

ここではアダルトチルドレンタイプ別のマイナスな特徴を「強み」に変換する、アイデア思考法を伝授します。

すぐ実践してもらえるように、読者のみなさまの共通の活かし場所「仕事」に焦点をあてて、ピックアップしてみました。

この記事では、スケープゴートが仕事上でより強みを発揮できるアイデアをお伝えします。

・スケープゴートの特徴

・スケープゴートのマイナスな特徴を「強み」に変換するアイデア思考法

・自分のライフスタイルに沿って、アイデア思考法を活かそう

あなたがこの記事を読むと、どうすることもできないと思っていたマイナスな特徴を「強み」に変換して、人間的な魅力を底上げするアイデアを知ることができます。

さらに実践すると、仕事上で欠かせない存在となり、尚且つ自身が安心できる居場所を確保することができます。

スケープゴートの特徴

スケープゴートの特徴について、別の記事で解説しているので、以下、一部抜粋です。

スケープゴートは、アダルトチルドレンの中で最も自己主張ができる人です。

好き嫌いがはっきりしているので、自分にとって気に入らないことはどんなに権威のある人でも従おうとしません。

そのため、社会のルールやマナーを守らないことが多く、人から嫌われやすい傾向があります。

ですが、そうしたスケープゴートのマイナスと見える特徴を「強み」に変換するアイデア思考法があります。

自分にはどうせ無駄だ、と思わずに最後まで目を通してください。

スケープゴートのマイナスな特徴を「強み」に変換するアイデア思考法

前述したマイナスに見られるスケープゴートの特徴を「強み」に変換する上で押さえておきたいアイデア思考は以下の２つになります。

それぞれ詳しく、解説していきます。

礼節を持って、自己主張する

スケープゴートの自己主張性を発揮するには、「礼節を持つ」ことが大切です。

礼節とは、相手の居心地をよくすることで、あいさつや言葉遣い、身だしなみを相手に合わせることをいいます。

元来、スケープゴートはプライドが高く、自らのあり方に強いこだわりがありますが、その気質を前面に出し過ぎてしまうと、誰も相手にしてくれません。

相手に対等な関係としてみてもらうには、こちらから礼節を持って接することで、「この人は一味違う」と思わせることができます。

また、スケープゴートの強みとしてあげられるのは、権威に臆せず主張ができることです。

現代社会ではトップの人間だけではなく、社員全体で会社を存続させようとアイデアを出し合う機会が増えてきましたが、それでも社長や役職持ちの顔色を窺って意見を言えない人が多いです。

ですが、スケープゴートはそうしたことに構わず主張する度胸があるので、立場の高い人から可愛がられやすいです。

それに類似したエピソードが、とある建設業を営む著者によって語られてますので、以下、引用です。

特に目上の人に対しては、徹底して礼を尽くしてきたつもりです。

実際、先輩たちにかわいがってもらえたことで、現在の人脈を築くことができたのだと思います。

例えば、私の会社がまったくの無名で、どこの現場へ営業に行っても相手にされなかった頃、とある現場監督と出会いました。その人はたいへん厳しいことで知られ、業界でも恐れられていたのですが、怖気づいても始まりません。自分から積極的かつ丁寧にアプローチしていきーー結果的に信頼を勝ち取ることができ、それをきっかけに大手ゼネコンからの直接の仕事依頼がどんどん来るようになって会社は成長していきました。そんなある日、私は現場監督に、なぜ自分のことを気にかけてくれるのかと聞きました。経験豊富な業者はほかにいくらでもいるなかで、私の会社を選んでくれているわけを知りたかったのです。すると、彼は、こう答えました。

「お前は最初から、若いのに礼節をわきまえていた。よく気が利くし、相手の立場になってモノを考えられる。こいつなら信用できると思ったから、仕事を回しているんだ」

引用元：楢村貴広 著『デキる大人に変わる ヤンキー流処世術』p.119

自ら、情熱を持って「共同体」を創る

スケープゴートは、情に厚い特徴があります。

とくに自分と似たような経験を持つ人や自分が仲間だと認識した人には優しい傾向があります。

スケープゴートは世の中のはみ出し者として、人々に陰口を言われてしまいますが、現代は多様性が活きてくる時代です。

従来のやり方で取りこぼされてしまった人々の悩みに寄り添える「共同体」を創りあげることで、逆に慕われるようになります。

また、スケープゴートには自分の弱さをありのままに受け入れる「強さ」があります。

これも他タイプにはあまりない見えない特徴です。

アイデンティティ(自分が誰なのかという存在証明)を維持しようとするので、自己探求に余念がないのです。

そして、自分に嘘をつくこともありません。

そうしたことから、自分の信念に基づいて一貫した行動をすることができます。

それは自ら起業した場合にも活かせる強みでもあります。

自分のライフスタイルに沿って、アイデア思考法を活かそう

前述したアイデア思考法を実践してもらえれば、自身の強みを発揮し、尚且つ自身が安堵できる居場所を確保することができます。

また、このアイデア思考法を、以前ワークで考えてもらった「ライフスタイル」に沿って活かすと、さらに絶大な効果を得られます！

自分の周りや環境がどうなってほしいか？

これを自分を取り巻く周囲の人々に伝えられると、自己理想は叶いやすくなります。

自分の弱さを受け入れ、尊敬される人になりましょう。

ここまで、がんばってきたあなたなら、きっとできます！