【目次】アドラー心理学の「5つの理論」と「4つの思想」を学ぶ要点

この記事では、アダルトチルドレンが過去に囚われず、前向きに生きていくための土台となる思考法についてまとめて紹介しています。

著書『嫌われる勇気』で幅広い世代に注目を集めた「アドラー心理学」の思考法です。

通常、カウンセラーに相談しても、なかなか解決されない悩みを、このアドラー心理学と私、小日向葵が独自で編み出したアイデア思考法で、アダルトチルドレンでも精神的に(できれば経済的にも)幸せになれる知恵を発信しています。

今回は、アドラー心理学の5つの理論と4つの思想を学ぶ要点をあなたに知ってもらうために、目次の役割として、この記事を用意しました。

自己否定や劣等感に苛まれている間は、この記事で紹介されている、アドラー心理学を繰り返し学習し、ありのままの自分を受け入れることを目指しましょう。

アドラー心理学の全体像

アドラー心理学は「5つの理論」と「4つの思想」で構成されています。

・5つの理論

「自己決定性」「目的論」「全体論」「認知論」「対人関係論」

・4つの思想

「課題の分離」「劣等感」「共同体感覚」「勇気づけ」

上記は、アドラー心理学の基本原則「人は目的に向かって努力し、変わることができる」をもとに組み立てられた理論と思想です。

理論と思想は、相互に作用し合っており、理論だけ学んでも完全に理解しきれないものとなっています。

そのため、はじめは全体を通して学習するようにしましょう。

また当ブログは、多くのアダルトチルドレンに幸せになってもらうために、アドラー心理学ほか関連のある書籍を参考に記事を執筆しています。

それにプラスして、私自身の毒親育ちの経験を活かして、誰にでも再現性のある【ワーク】を「5つの理論」で用意しています。

理論の理解度を高めることを目的として独自開発したので、ワークに則って学習すれば、アドラー心理学の解像度を高く吸収することができますので、繰り返し取り組んでみてください。

それでは、以降から、それぞれの理論と思想について学ぶ要点をまとめておきます。

アドラー心理学「5つの理論」を学ぶ要点

自己決定性

自己決定性は、「自分軸」を身につける思考法を理解することができます。

「自分軸」で考えられるようになれば、人の目を必要以上に意識して生きづらさを感じることを減らすことができますし、自分のやりたいことに尽力することもできます。

また自分で判断して行動するのが苦手というアダルトチルドレンでも、最終的に自分の選択で過ごしたいと思える「ライフスタイル」を見つけ出すことができます。

目的論

目的論では、フロイトの「原因論」とアドラーの「目的論」を比較して、どちらがアダルトチルドレンにとって”不幸にならないか”にフォーカスしています。

カウンセラーに相談しても、なかなか生きづらさから脱却できない理由がここでわかります。

全体論

全体論は、人間の心と身体、理性と感情、意識と無意識が、実はすべて繋がっていることに気づかせてくれます。

なんだかやる気になれない、だるい、めんどくさいーーそんなときは、全体論を理解し行動することで、打開できます。

認知論

認知論は、人それぞれ捉え方が異なることに気づかせてくれます。

かつて親や養育者の意見に振り回されてきたアダルトチルドレンにとって、「失敗」は許されないものという強迫観念が残っていると思われます。

しかし、この認知論を理解することで、失敗に対して別の捉え方があることに気がつけるようになれます。

対人関係論

対人関係論は、他者だけでなく、自分の心を満たす、適切な対人関係について理解することができます。

多くのアダルトチルドレンは自己犠牲的になりますが、この対人関係論を理解して実践すれば、自己犠牲を払わなくても、相手に感謝され、尊重し合える関係性を築くことができるようになります。

また、自分を消耗させてくる関わってはいけない人と自分をポジティブにさせてくれる、繋がるとよい人の特徴も明記されています。

アドラー心理学「4つの思想」を学ぶ要点

課題の分離

課題の分離は、「自分の課題」と「他者の課題」を分離する大切さに気づかせてくれます。

課題を分離することによって、他者に自分の人生を振り回されることが少なくなり、人間関係トラブルを回避することができるようになります。

さらに、これまで修復不可能と見られていた親子関係にも、メスを入れることができるかもしれません。

劣等感

劣等感では、「不健全な劣等感」と「健全な劣等感」の違いについて知ることができます。

劣等感といえば、マイナスな印象を強く抱く人も多いと思いますが、「劣等感」の生みの親である、アドラーによるとそれは違うといいます。

アドラーが考える、劣等感をバネにして成功する思考法はここで身につけることができます。

共同体感覚

共同体感覚では、自分も他者も心地よく過ごせる居場所づくりの大切さについて学ぶことができます。

人は誰しも「所属感」つまり、なにかしらの組織やコミュニティに所属していないと、自分の価値を見失うといわれています。

勤めている企業や家庭よりも幅広い共同体を知ることで、自己重要感を満たす居場所づくりを自ら見つけたり、作り出したりすることが可能になります。

勇気づけ

勇気づけは、人それぞれの個性を伸ばすことに重きを置いた考え方です。

勇気をくじく環境で育ってきたアダルトチルドレンでも、どのようなメッセージを他者に言葉掛けしたらよいかがわかります。

また他者だけでなく、自分への勇気づけメッセージについても知ることができるので、自分の個性をどんどん伸ばしていけます。

まとめ

今回は、アドラー心理学の「5つの理論」と「4つの思想」についての要点をまとめさせていただきました。

アドラー心理学は、生きづらさを実感しているアダルトチルドレンにとって、とても役立つ知識が満載です。

このアドラー心理学が、土台として備わっているか否かで、後に続く学習ステップである、傷ついたインナーチャイルドを癒す⇒小日向流の5タイプ別のアダルトチルドレンのアイデア思考法を取り入れる、がスムーズに行われやすくなります。

アドラー心理学の「5つの理論」と「4つの思想」をこれでもか!というほど、繰り返し学習し実践することで、最終的に自己価値観を満たせる人生を手に入れましょう。

きっと、あなたならやれます!

アドラー心理学を提唱したアルフレッド・アドラーの想いを知りたい人は以下

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